NGS(次世代シーケンサー)による
HLAタイピング

HLA遺伝子型 第3区域※1までの高解像度HLAタイピング
HLA-A,B,C,DRB1,DRB3/4/5,DQA1,DQB1,DPA1,DPB1(11座)を同時にタイピングします。

NGSに関するQ&A

※1 HLA遺伝子型第3区域…アミノ酸変異を伴わない塩基置換(=同義置換)

NGSタイピングの特長

NGS法

検査原理

ngs1ngs2

NGS法はDNAの持つ塩基(A,G,C,T,)を一つずつ認識し、 それぞれ違う色(A青、 G緑、 C黄、 T赤)を発光します。
色の違いを認識して塩基配列を決定することから、それぞれの塩基配列に基づきHLAアリルを決定します。

結果報告例

ngs3

HLA Class Iはexon1-7を HLA Class IIはexon1-4を検査対象としているため、原則として、 第3区域までアリルを決定・報告します。

NGS専用の報告書式

Luminex法

検査原理

ngs4ngs6

従来Luminex法では図の通り、 HLAアリル特異的塩基配列()がビーズ()に固定されており、
その特異的塩基配列を持つDNAと結合し、光を発します。 その光の組み合わせでアリルを判定しています。
また、検出された組み合わせによっては、アリルを決定出来ない場合があります。

結果報告例

ngs5

Luminex法では、 候補アリルの中から日本人に一般的なアリルを見なしで第2区域までを報告しています。

料金について

HLA-A,B,C,
DRB1,DRB3/4/5,DQA1,DQB1,DPA1,DPB1
遺伝子型検査(11座)

検査料金一覧表

検査期間

HLA遺伝子型検査(NGS法)は検査結果報告スケジュールを参照

検査に必要な検体

検体の種類 検体量
  • EDTA血
2ml
  • スワブ(口腔内粘膜)
1本
  • DNA
20ng/uL(50uL以上)
注意事項
  • 「ヘパリン加血」は使用禁忌です。

スワブは当方でご用意しています。
必要な場合は、 当研究所HPよりお申し込みください。

使用試薬・機器

主な使用試薬:SCISCO GENETICS社、Illumina社

使用機器:Illumina社(MiSeq)

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